ズーパーのゆるゆるドライブ

2016年4月からベルリンに住んでいます。 ここで英語で社会学の修士課程を始めるまでの道のりを、寄り道を多分に挟みながら記述していく予定です。 なにせクソナビなので、役に立つかは時次第です。日本からキーボとウィンディが一緒にベルリンに来てくれるのが夢の一つ。

ベルリン 最初の一ヶ月 ワーホリビザで仕事探し

前回住民登録について書きましたので、今回はワーホリビザで入国した私の仕事探しについて記録を残していきたいと思います。

 

3ヶ月は働かなくても暮らせるであろう資金を持ってベルリンに越してきましたが、滞在が一ヶ月になる頃にはもう仕事探しを始めていました。見るたびにただただ減っていく貯金額が背中を押してくれました。

 

ドイツのワーキングホリデービザを持っていると、ドイツで一年間の滞在と、その間の労働が許可されます。どれくらい働けるかなど詳しい決まりはちょっともう覚えていないので、大使館のホームページなどを参照にしてください。あとで詳しく書きますが、私は基本的に週に3日、一日8時間働いてました。

 

探していた仕事の特徴は、

・英語が使える(ドイツ語が話せないけど、日本文化産業では働きたくなかったから)

・サービス業でない(以前にホテルやデパートで働いてみてとても精神的にきつかったから)

・生活が立てられるぐらい稼げる(月最低600ユーロ)

・家から近い(交通費がかかると実質もらえる分がかなり減る)

・できればインターンシップ(実践的なことを学べたらいいなと思ったから)

でした。しかし、ドイツ語が話せないのが意外と致命的で、英語が使える仕事を探そうにも、「英語を使う仕事なのでネイティブを探しています」といった求人が多く、少し焦り気味に仕事探しをしていた私は、結局インターネット上にある日本人コミュニティの掲示板をみて仕事探ししました。

 

主に仕事探しに使ったサイトはこちらです。

 

mixb(いつもみてた):

ger.mixb.net

indeed(わりとみてた):

English Jobs, Arbeit in Berlin | Indeed.com

 

startup(ほとんど使わなかった):

Berlin Startup Jobs | IT Jobs, Marketing, Internships, Sales, Freelance

 

この三つのサイトをしばらくうろうろしましたが、結局ベルリンでは日本人であることの強みが一番強く(それしかなかった)、日本人向けの求人を載せているmixbをいつも確認していました。

4月の終わりに仕事探しを始めて、5月の中旬までに3つの仕事に応募しました。

 

一つ目は短期のベビーシッターの仕事、給料がよかったのですが、だめでした。二つ目は美容院の受付の仕事。面接を受けて「一旦」受かりました。三つ目は日本茶カフェのホールの仕事。こちらも面接を受けて受かりました。知り合いのドイツ人が使っていたCVのフォーマットを使って送りました。が、日本宛の応募なので、別にわざわざドイツ仕様にする必要もなかったかも。

 

さて、美容院での仕事と日本茶カフェでの仕事に受かったわけですが、ドイツの労働局に提出する書類と店が払わなければいけない税金の関係で、美容院の方は一回働いてクビになってしまいました(掛け持ちしてもいいって言ったのに…)。

 

自動的に、日本茶カフェのホールスタッフとしてのみ働くことになりました。ここはドイツ語「または」英語ができればOKで、家から自転車で15分のところにありました。サービス業はやりたくなかったけど、ドイツ語を少しづつ覚えるいい機会にもなるかなと思いここにしました。大学院への入学が決まった際に比較的仕事から離れやすいのも魅力でした。

ただ最初に非常にストレスフルだったのは、ベルリンの最低賃金8,5ユーロがどこでも守られていると思って面接で時給を確認せず働き始めたら、なんと時給6ユーロからのスタートだったことです。すぐに昇給してもらえましたが、4ヶ月働いて最低賃金まで届きませんでした。でも、実際もらえる額だけみれば生活が成り立つ程度だったし、仕事を新しく探す気力もあまりなかったのでここで働き続けることにしました。でも、最初に給料を確認していたらそんなにショックを受けることもなかったと思うので、気になることは面接で訊いておくことをおすすめします。

 

最初の一ヶ月はできないことが多くストレスが溜まりましたが、二ヶ月目ぐらいからはそこまで気にせずに働くことができました。

 

飲食店で働く際にはGesundheitamt(健康局?)というところにいってRotekarte(ローテカルテ)を取得しなければなりません。もう長くなったので、それについては次回書きたいと思います。