ズーパーのゆるゆるドライブ

2016年4月からベルリンに住んでいます。 ここで英語で社会学の修士課程を始めるまでの道のりを、寄り道を多分に挟みながら記述していく予定です。 なにせクソナビなので、役に立つかは時次第です。日本からキーボとウィンディが一緒にベルリンに来てくれるのが夢の一つ。

奨学金について

今回は私が応募した奨学金について書いていこうと思います。

 

(とばして読んでいただいてもいいとこです)毎度記事を書くときに思うのは、他の立派なブログライターの方々と比べると、私のブログはブログのために行った調査の量が少ないのではないかということです。ganz sicher warscheinlich(確実におそらく)、少ないです。簡潔に、もっと調査をして書けば万事良好となるのですが、そうすると私の場合、実際にやらなければいけない仕事の量が多くても少なくても、投資する努力の量が増加したと感じた時点で記事を書き始めるまでに非常に長い時間がかかってしまうことが予想されます。記事をかくために調査をすることで得られる利益は、私がそれぞれの事柄について体験したこと以上のことを書き記すことでより私の書いていること/体験したことが体系的に見えてくることだと思うのですが、それが私の体験したことを記録した記事がより早く公開される利益に勝るかというと、私には、まず同じ境遇にいる人たちに向けてより長い時間記事が公開されているほうが重要な気がします。

 

それでなにが言いたかったかというと、私はこのブログで記事を書くために新たな調査はあまりしていません。私が向き合うことになった状況のなかで私的に体験したことを書いています。事実に沿って、思い出せないところはできるだけ確認して書いていくつもりですが、私が体験した以外のところについては、このブログではあまり紹介できなません。私がここで書いたような↓

 

yuruyurudrive.hatenadiary.com

事柄の幾つかについて似たような道を行く人にとって、少しほっとできるような情報を提供できたらなと思っています。

 

 

さて、ぐだぐだ話すのはこれくらいにして、本題に入りたいと思います。私が応募した奨学金は、学生支援機構(JASSO)が提供している「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」というものです。

 

私の場合、いろいろな事情があって、海外に行って勉強し続けようとしても親から大々的に金銭的支援をもらうことは不可能に近かったので、何かしら自分で留学中の生活を支えるお金を見つけることが必要でした。最近出てきた「トビタテ!留学JAPAN」という文部科学省提供の奨学金プログラムもチェックしてみたのですが、交換留学/短期留学むけの奨学金制度だったみたいなので、正規留学したいと考えていた私には不向き、というか給付不可能な奨学金プログラムでした。

 

そこで、イギリスに留学したときにもお世話になっていた大学の国際交流センター(留学関連の手続きを助けてくれる場所)に行って担当の先生と話していたところ、修士課程に正規留学したいのであれば、今回の記事テーマである海外留学支援制度(大学院学位取得型) - JASSOの存在があるということを教えてもらったのでした。

 

ちなみに、この奨学金に応募することを決める前にも学生支援機構にリンクされているウェブサイトを使って他に応募できそうな奨学金がないか調べていました。参考までに…

ryugaku.jasso.go.jp

 

いろいろな奨学金をみて、結局私のしたい留学にあっているのが今回の奨学金だということがわかりました。あっている、と思ったポイントは(1)修士/博士課程で勉強したい人向け、(2)海外の大学で勉強したい人向け、(3)給付型、(4)基本的に留学期間(私の場合2年間)すべてが奨学金でカバーされるという4つの点でした。

 

奨学金給付対象の学生として選ばれるためには書面審査(11月中旬ごろ提出)と、そのあとの面接審査(1月下旬から2月初めごろ)を通過しなければなりません。

 

「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」のウェブサイトで提出書類一覧と提出方法をみてもらえばわかるのですが(ウェブサイトの「応募者作成書類」などをクリックするとみられま す)、この奨学金、書面審査のための書類作成が非常に大変でした。すべての書類を抜け目なく、決まったフォーマットで提出するのにはかなりの時間と努力が必要です。一ヶ月前には準備を始めたほうが無難でしょう。特に私は健康診断を提出期限まで1週間のときからやろうとして、血液診断の結果をもらうのに時間がかかってしまい神経に重めの負担がかかりました。また、留学先大学についての資料を選別して、日本語訳して、機構が求めるような書類の整理の仕方で仕上げるのも時間がかかる作業です。私の場合国際交流センターの先生の甚大な協力がなければ、少なくとも期限内に応募書類をすべて提出することはほぼ不可能だったといっても過言ではないでしょう。

 

書面審査を通過するために注意した点は、とにかくよく応募要項を読みすべての書類が指定どおりに作成されそろっている点と、どの書類においても「だれに対して」「どの目的で」書いているのか意識して作成するという点でした。この膨大な書類をハンドルできるのかというところも判断されているような気がしたので。

 

個々の書類について軽く注意した点などを書いていきたいと思います。

 

(1)経歴書 

これは東京大学などがオンラインで提供しているテンプレを使って書きました。経歴として書くことも、「だれに」「どのような目的で」伝えようとしているのかということを意識して選びました。

 

(2)留学計画及び帰国後の進路計画書

あまり長くなりすぎないように、とにかく簡潔に、伝わることを重視して書きました。(1)と同じく、私が留学中やその後の計画について考えていることを、「だれに」「どのような目的で」書いているのかを意識して作成しました。

 

(3)社会貢献活動等への参加計画書

(2)と同じです。

 

(5)〜(8)はシンプルに証明書関係の書類なのでとばします。

 

(9)語学能力証明書

私はドイツへの留学ですが、授業がすべて英語で行われるのでドイツ語検定の書類は必要ありませんでした。

 

(10)推薦状

大学の教授にお願いして書いていただきました。

 

(11)留学先大学からの入学許可書の写し

書類提出時には入学許可が出ていなかったので私は提出しませんでした。

 

(12)健康診断書

病院に電話して健康診断の予約を入れればできます。機構が指定する所定のフォーマットがあるので、私はそれを印刷して病院に持って行きました。ただ、所定のフォーマットにある項目がすべてカバーされているのであれば他の書式でも可だそうです。

 

(13)平成26年中の所得を証明できる書類

バイト先からもらえる所得が確認できる書類と市区町村役場発行の所得証明書が必要でした。

 

(14)留学先大学に関する書類

機構が求める情報を押さえると同時に、できるだけ留学したい大学がオーセンティックにみえるような情報をウェブサイトからピックアップして日本語訳しました。日本語訳した部分をあとで印刷してマーカーで印をつけなければならないのですが、この作業がまたとても時間のかかること、かかること…

 

(15)返信用封筒(書面審査結果通知用)

きもち大きめに名前を書いて提出しました。(笑)

 

以上が提出書類です。今回はここまでにしたいと思います。次回は奨学金の二次審査(面接審査)について書きたいと思います。